【2024年最新】
エンジンスターターの
選び方とおすすめ製品紹介
寒い冬の朝や夏の猛暑日でも、出かける前に車内を快適な温度にできるリモコンエンジンスターター。一度使ったら手放せない便利なカー用品ですが、専門用語が多かったり、本体だけ購入してもクルマに取り付けできなかったりと、購入の難易度が高いジャンルです。
このページでは、リモコンエンジンスターターの購入にあたり必要となるクルマとの「適合情報」の調べ方や、製品を選ぶためのポイント、役立つ機能・おすすめの製品を紹介していきます。
エンジンスターターを選ぶ前に
❶ 取り付ける車両の適合情報を調べよう
クルマの仕組みが進化・複雑化するに伴い、エンジンスターターの製品数も増えていますが、実際に取り付けできるエンジンスターターは車種により限られます。エンジンスターター選びの第一歩は、自分のクルマに適合するエンジンスターターを確認することです。
エンジンスターターの適合検索をする際に必要な情報は、クルマの取扱説明書やカタログと実際の装備で確認してください。不明な場合は車両販売店にお問い合わせください。
❶ メーカー名:クルマの取扱説明書や車検証で確認
❷ 車種名:クルマの取扱説明書や外装で確認
❸ 年式:車検証記載の「初度検査年月」または「初度登録年月」で確認
(初年度検査年月または初年度登録年月の値はほぼ「年式」と等しいですが、車両のモデルチェンジやマイナーチェンジ前後は、「年式」と「初度検査年月」「初度登録年月」の値が異なる場合があります。不明な場合は車両販売店にお問い合わせください)
❹ 型式:クルマの車検証記載で確認
❺ 仕様1:プッシュスタートスイッチの有無を確認
仕様2:イモビライザー(電子認証による盗難防止装置)の有無を確認
仕様3:純正セキュリティアラーム(警報音や光による盗難防止装置)の有無を確認
仕様4:安全運転支援システム(自動車メーカーにより名称は異なります)の有無を確認
適合検索の方法
❷ 車両への取り付けはプロに任せよう
エンジンスターターの取り付けには様々な工具類や車両の電装に関する専門知識が必要です。車両内装の脱着が必要な場合が多く、誤った外し方を行うと、内装にキズをつけてしまうおそれがあります。また、不適切な取り付けを行った場合、配線が車体に干渉したりショートすることで、電装品の故障や車両火災、制動不能など、思わぬ事故につながる恐れがあります。そのため、エンジンスターターの取り付けは、カー用品店、自動車整備工場、カーディーラーなど電装品の取り付け設備・技術を有したプロに依頼するようにしましょう。
❸ 必要な電波到達距離(通信性能)を確認しよう
エンジンスターターの製品説明には必ず「最大電波到達距離」の記載があります。これは、障害物が無い見通しの良い場所での実験で記録した飛距離です。周囲の状況や使用環境により実際の電波飛距離は変化しますが、エンジンスターターの通信性能を判断する目安となります。条件が悪い環境でも「最大電波到達距離」の数値が大きいモデル程、遠くまで電波が届きやすくなります。
例えばマンションにお住まいの方や、自宅・職場から駐車場までの距離が離れている方には、従来のエンジンスターターに較べて200%~300%の通信性能を誇るLoRa®長距離無線通信技術採用モデルがおすすめです。
【LoRa®長距離無線通信技術】対応シリーズ
エンジンスターターの機能について
❹ リモコンは液晶とLED表示のどちらがおすすめ?
操作性や使い勝手の良さで選ぶなら液晶リモコンがおすすめです。
最近のエンジンスターターはアンサーバック機能が標準装備されているので、エンジン始動やドアロック/アンロックの操作状況など、最低限の情報はLED表示のリモコンでも確認することができます。
また、LED表示のリモコンはボタンが大きいため、手袋を付けたままでも押しやすいのが特長です。価格を抑えられるのもメリットです。
液晶リモコンの場合は、アイドリングの残り時間や車内の温度、車両電圧がリモコンで確認可能。エンジン始動後のエアコンの効き具合が分かるので、より快適な状態でクルマに乗り込むことができます。また、液晶画面には文字やアイコンなどのメニューが表示されるため、操作も分かりやすくなります。
【液晶表示/温度表示機能】対応シリーズ
❺ 防犯機能付きタイプもあり。車載アンテナの取り付け場所について
ほとんどのエンジンスターターは、本体メインユニットに車載アンテナを内蔵した一体型構造を採用しています。本体メインユニットはダッシュボード内に設置するので、後付け感のないスッキリした車内となり、視界も良好です。
一方、長距離通信に特化したW80シリーズは本体メインユニットと車載アンテナユニットが分離したセパレート型です。本体メインユニットはダッシュボード内に設置しつつ、別体の薄型車載アンテナユニットをダッシュボード上に設置することでトップクラスの通信性能を実現しています。また、待機時はアンテナユニット内蔵の赤色LEDが点滅して車上狙いなどの不審者を心理的に威嚇。防犯機能も兼ね備えたハイスペックエンジンスターターです。
【防犯LED機能】対応シリーズ
❻ ドアロックのオプションはつけるべき?
エンジンスターターによるアイドリング中は、安全機構によりほとんどのクルマで純正キーレスが使えなくなります。この状態でクルマに乗るには、純正キーからメカニカルキーを取り出して解錠するか、エンジンスターターのリモコンでエンジンを止めてから純正キーレスを使う必要があり、少し面倒な操作が増えてしまいます。
エンジンスターターにドアロックオプションを追加で取り付けると、純正キーレスが使えない状態でも、エンジンスターターのリモコンでアンロック/ロックすることができるようになります。また、純正キーレスの電波が届かないような離れた場所からでも、エンジンスターターのリモコンでロック/アンロック操作が可能になります。
便利な機能なので予算が許す限りドアロックオプションの取り付けをおすすめします。
※ドアロックオプションは車種により対応品番が異なります。また、一部の車種でドアロックオプションを取り付けできない場合や、オプションを追加することなくドアロック機能が使用できる場合もあります。詳しくは「適合情報」で確認してください。
【ドアロック機能】オプション対応シリーズ
❽ その他のおすすめ機能
【オートリスタート機能】
ほとんどのプッシュスタート装着車の場合、エンジンスターターによるアイドリング中にフットブレーキペダルを踏むと、安全機構で必ずエンジンスターターの動作が停止します。そのため、クルマを発進させる前に、プッシュスタートスイッチをわざわざ押してエンジンを再始動させなければなりません。
しかし、オートリスタート機能を搭載したTE-L60PSXであれば、エンジンの再始動を自動で行うので、少ない操作でクルマを発進させることができます。
※アイドリング中は純正キーレスが使えないため、オートリスタート機能を使用するにはメカニカルキーを使って解錠するか、別売りのドアロックオプションを取り付け、エンジンスターターのドアアンロック機能で解錠する必要があります。また、車種によりオートリスタート機能を使用できない場合があります。詳細は「適合情報」でご確認ください。
対応シリーズ
【低消費電流設計】
最新の回路設計により、TE-L60シリーズは無線通信を行わない待機時の消費電流を当社従来品比で約1/10以下(約1.2mA)に大幅低減。走行距離の短いちょい乗りや後付けの電装品が多いクルマ、アイドリングストップや充電制御といった低燃費機構搭載車など、バッテリーへの負担が厳しい車両に適した低消費電流設計のエンジンスターターです。
対応シリーズ
【アンサーバック機能】
エンジンスタートやドアロック操作が完了できたかを、手元のリモコンへお知らせします。離れた場所や屋内など、クルマの状態を確認できない場所からエンジンスターターを使う場合でも安心の機能です。
【アンサーバック機能】対応シリーズ